国でなければできないこともある
2011.02.14
5年くらい前だったと思う。 東京都に1つの児童養護施設が新設された。 50年ぶりのことだという。 保護される児童の数が減ったのではない。 虐待による保護は年々増加している。 施設では4人部屋を5人、6人と増やしたしながら対応していた。 子どもたちも、職員も「我慢」していたはずだ。 タイガーマスク運動。 今年ほど児童養護施設が取り上げられた年はない。 「選挙権がない児童に政治家は目を向けない・・・」
そう言われてきたこともうなずける。 「児童、児童」と声を上げる政治家が増えた。 それが選挙の為だとしてもいい。
児童養護施設の改善が図れることを期待する。 子どもたちの為に、職員の為に。 いつどうなるかわからない社会。 あなたの子どもが施設にお世話にならないなどと誰が言えよう。 児童養護施設は特別なところではない。
もっと身近なところなのだ。 施設の環境を整えることを、児童の進路に安心を与えることを国に期待したい。
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