電車で新聞を広げている人がいた。 「時は流れず。時は雪のように積もる。」 見出しが目に入った。
4月に被災地で悪魔の絵図が浮かぶ。 被災地には今も尚、瓦礫が積もったままだ。 それを視界に入れながら日々を過ごす以上、雪解けはないだろう。
その昔、お国の為に命をかけた大勢の日本人がいた。 右や左の思想は持たないが、「国の為に」そういう時もある。 瓦礫を受け入れない人の理解はできる。
反対をすることに理由もある。 だが、意味があるのだろうか。 「誰が為に鐘はなる」 ヘミングウェイの小説のように、自分の正義に虚しさを覚えるなら 一刻も早く被災者の目から瓦礫の山の景色を葬って欲しい。 右や左の思想は持たないが、「国の為に」何かをしなければと思う。
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